- いちじょう
- I
いちじょう【一乗】〔仏〕 仏の真の教えは唯一であり, それによってすべての衆生(シユジヨウ)が成仏できると説く教法。 法華経をさすことが多い。 一仏乗。→ 乗→ 三乗→ 五乗IIいちじょう【一場】(1)一つの場所。 ある場所。(2)その場限り。 わずかの間。
「~のなぐさみ」
(3)ひとまとまり。 一席。「~の演説を為したれば/雪中梅(鉄腸)」
~の=春夢(シユンム)(=夢(ユメ))〔侯鯖録〕春の短い夜の夢のように, はかないこと。IIIいちじょう【一定】※一※ (名)確かにそうと定まっていること。「往生は~と思へば~, 不定と思へば不定なり/徒然 39」「遅延するは~なり/八十日間世界一周(忠之助)」
※二※ (副)確かに。 必ず。 きっと。IV「~相違ござりませぬ/桐一葉(逍遥)」
いちじょう【一条】(1)ひと筋。「~の川」「~の閃光」
(2)箇条書きのひとくだり。 一箇条。 また, 第一条。「~の条文」
(3)ある事柄のなりゆき。 一件。 一事。V「拙者が絶命の~今日(コンニチ)に迫り/人情本・梅美婦禰 4」
いちじょう【一条】五摂家の一。 藤原北家。 九条家より分立。 道家の子実経を祖とする九条流の嫡流で, その称は居所の一条坊門にちなむ。VIいちじょう【一畳】畳一枚。 また, それだけの広さ。「起きて半畳, 寝て~」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.